【 異常気象 】真夏日から一日で雪?!その原因は?
2020年9月7日~8日、アメリカのコロラド州デンバーで異常な気温の変化がみられました。
7日(月)に 33.3℃と夏日だったにも関わらず、翌日8日になんと雪が降ったのです。
たった1日で33.3℃から1.1℃に下がり、その差はなんと32.2℃!
デンバーがどのような状態だったのかが分かるツイートを見つけました。
昼間は暑そうで半袖シャツを着ている人たちが見られますが、24時間後には雪景色へと変化しています。
こちらのツイートの画像↓では、アメリカ本土が赤色から緑色に変わる様子が確認できます。ちょうどコロラド州のあたりで水色っぽく変化しています。
なぜ一日で気温が急降下するのか?
ランニング姿でアイスクリームを食べていたのに、翌日にはダウンコートを羽織ってホットココアを飲む。
そんな信じられない事がおこった原因は、フェーン現象が起きたからです。
では、このフェーン現象って一体何なのでしょうか?
フェーンはドイツ語で南風
フェーン現象の「フェーン」はドイツ語で「南風」という意味で、気流が山の斜面にあたったのちに風が山を越え、暖かくて乾いた下降気流となってその付近の気温が上がる現象。乾いた風となって吹きおろし、気温が上昇する現象。(引用元:ウィキペディア)
気温の急上昇は過去にも発生していた
今回、アメリカで22.2℃の温度の急降下がみられましたが、アメリカでは過去にも今回以上の温度差のある現象が発生していました。
1943年1月22日、サウスダコタ州では、なんと2分間で27℃も気温が急激に上がる現象がおきています。
1911年1月10日にも、15分間というこれまた短時間の内に26℃も気温が下がっていました。
今回の、コロラド州デンバーの気温低下は約24時間後でしたが、それよりもかなり短い時間での気温の急激な変化となります。
急激な気温変化による身体への影響
季節の変わり目など、気温の変化が激しい時期に体調にあらわれる現象としては、頭痛やめまい、疲れやすい、冷え性になる、などありますが、脳卒中や心臓病など重度の病気も発症しやすくなります。
体温を一定に保とうとするために自律神経が働きますが、活発になるあまり自律神経が乱れます。
自律神経が乱れると、イライラしたり、落ち込んだりと精神的にも影響を受けます。
これからも起こり続ける異常気象
異常気象の影響としては、最近では中国の三峡ダムの決壊の危機や、アフリカやアジアでのバッタの大量発生、我が国、日本でも洪水などが頻発しており、まだまだこれからも異常気象により私たちの生活が脅かされます。
今回のような気温の急激な変化には、やはり日頃から体調管理をしっかりしておくことが重要となります。
災害には最低限の備えをし、体調管理も出来ることから始めておきましょう。
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