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知内発電所
発電所データ
| 名称 | 知内発電所 |
| 管轄 | 北海道電力 |
| 種別 | 火力発電所 |
| 総出力 | 70万kW |
| 所在地 | 北海道上磯郡知内町 |
マップ
発電所の構成
1号機
- 定格出力：35万kW
- 使用燃料：重油
- 営業運転開始：1983年（昭和58年）12月
2号機
- 定格出力：35万kW
- 使用燃料：重油、オリマルジョン
- 営業運転開始：1998年（平成10年）9月
発電所の概要
知内発電所は主に北海道道南へ電力供給を行っています。
1号機の使用燃料は重油ですが、2号機の燃料には重油とオリマルジョンを使用しています。
このオリマルジョンというのは、「オリノコ」という石油の揮発分を含まないタールの一種である天然アスファルトに、水を約30%と微妙の界面活性剤を加えて乳化させたもので、重油と同等の取り扱いできる発電用の新燃料です。
オリノコはベネズエラの中部を流れるオリノコ川に約424億トンの採掘可能な埋蔵量があると推定されており、これは、35万kWの発電所が稼働率70％、オリマルジョンを100%使用した場合、約75台分もの出荷し続けても800年以上安定した供給を行うことが可能となる量です。
この豊富な資源を、安定しない石油情勢に対応するために2号機では導入されました。
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