カルタヘナの港、要塞、歴史的建造物群

世界遺産登録年

1984年

カルタヘナの港、要塞、歴史的建造物群は、コロンビア共和国ボリーバル県の港町カルタヘナに残る建造物群を対象で、この地域は、その美しい自然と重要な歴史的背景により、1984年にユネスコによって世界遺産に登録されました。

カルタヘナの歴史は非常に古く、スペイン植民地時代からその重要性を誇ってきました。16世紀、スペイン人によって建設されたカルタヘナの港は、貴重な財宝を運ぶスペイン船団の目的地として栄えました。しかし、この港は同時に海賊や略奪者の脅威にさらされ、スペイン領南アメリカを守るために要塞化されました。

要塞群は、カルタヘナの港を防衛するために建造されたもので、壮大な城壁や砦が築かれました。特に有名なのが、「サン・フェリペ・デ・バラハ」要塞で、世界遺産の一部として認定されています。この要塞は、18世紀にスペインの要塞建築家アントニオ・デ・アレシフェによって設計され、カルタヘナ市が攻撃される可能性を抑えるための堅固な要塞として知られています。

カルタヘナの歴史的建造物群は、スペイン植民地時代の建築様式とカリブ海の自然景観との美しい融合を見せています。市内の古い街並みは、カラフルな建物、石畳の道、美しい教会などが点在し、歴史を感じさせる魅力的な雰囲気が漂います。19世紀から20世紀初頭にかけて独立戦争の舞台となりました。その後も長い間、コロンビアの経済的、文化的中心地として発展し続けました。現在では、観光地としても人気があり、多くの観光客がその美しい港と歴史的な建造物を訪れています。

世界遺産「カルタヘナの港、要塞、歴史的建造物群」は、その重要な歴史的背景と美しい景観によって、世界中の人々に愛されています。カルタヘナの遺産は、コロンビアの誇りであり、人類全体の文化遺産として永く守り続けられるべき貴重な存在です。

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