ポブレー修道院

世界遺産登録年

1991年

ポブレー修道院は、スペインに位置するカタルーニャ地方のタラゴナ県にある世界遺産に登録されている修道院です。この修道院は、シトー会に属する修道院群の中でも最も重要で美しいものの一つとされています。1151年にカスティーリャ王アルフォンソ7世によって創設されました。その後、アラゴン王家やカタルーニャ王家の保護を受け、14世紀から15世紀にかけて修道院は拡張され、建築様式もゴシックからルネサンスへと変化しました。修道院は中世から近代にかけて栄え、王族や高位の貴族たちの埋葬地としても使用されました。

ポブレー修道院は、壮大な城壁で囲まれた中庭を中心に構成されており、修道院の各部門や聖堂、図書館、回廊、墓地などが配置されています。修道院内部には美しい彫刻や壁画、装飾が施された礼拝堂があります。歴史的な出来事にも関わっていて、スペイン統一戦争(Reconquista)の間、修道院はキリスト教勢力とイスラム勢力の争いの舞台となりました。また、19世紀には修道院は閉鎖され、一時的に放棄された時期もありましたが、1835年に再び修道院が復活し、現在もシトー会の修道士たちが暮らしています。

ポブレー修道院は、その美しい建築と豊かな歴史が評価され、1991年にUNESCOの世界遺産に登録されました。修道院は現在も宗教的な中心地として機能し、観光客にとっても人気のあるスポットです。訪れる人々は、壮大な建物や美しい芸術品、そして静寂な雰囲気に包まれながら、ポブレー修道院の歴史と宗教的な意義を感じることができます。

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