ペトラ遺跡

世界遺産登録年

1985年

ペトラ遺跡は、ヨルダン国南部のワジ・ムーサ地方に位置する、紀元前1世紀頃から繁栄したナバテア王国の都市遺跡です。その美しい岩山の中に彫られた建造物や神殿、墓などは、世界遺産として多くの観光客を魅了しています。

ペトラ遺跡は、紀元前312年にナバテア人によって建設され、その後、ローマ帝国やビザンティン帝国に支配されるなど、様々な時代を経てきました。そのため、ペトラ遺跡には、様々な文化や建築様式が融合した建造物が数多く残されており、その歴史的・文化的な価値は非常に高いものとなっています。また、壮大な「トレジャリー」と呼ばれる神殿や、カラフルな色彩が印象的な「王の墓」、岩山の中に彫り込まれた劇場など、見所が数多く存在します。また、ペトラの名物である「シークの道」は、約1.2キロメートルの距離にわたり、崖に沿って彫られた石造りの通路で、歩いているだけでもその迫力に圧倒されます。

一方で、ペトラ遺跡は、長年にわたる風化や地震などの自然災害によって、多くの建造物が損傷しています。そのため、現在は、国際的な保護団体や、ヨルダン政府による修復・保全が行われており、遺跡を観光客に開放する際には、遺跡の保全を最優先に考えた上で、観光客に安全に見学していただけるよう、細心の注意が払われています。1985年にユネスコの世界遺産(文化遺産)へ登録されました。

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