ケルキラ旧市街

世界遺産登録年

2007年

ケルキラ旧市街は、ギリシャのイオニア諸島に位置するケルキラ島の主要な観光地であり、2007年にUNESCOの世界遺産に登録されました。この美しい旧市街は、その独特な建築様式や歴史的価値によって評価されています。

ケルキラ旧市街は、ヴェネツィア共和国が支配していた時代に形成され、ヴェネツィア様式の建物や城壁などが特徴です。15世紀から18世紀にかけて、ヴェネツィアの支配下で発展し、商業や文化の中心地として繁栄しました。そのため、建物や教会、要塞などには、ヴェネツィア時代の影響が色濃く残っています。

旧市街の中心には、スパイアイア通りと呼ばれる美しい大通りがあります。この通りには、カフェやレストラン、ショップが軒を連ね、賑やかな雰囲気が広がっています。また、旧市街には多くの広場や美しい庭園もあり、散策しながら歴史的な建築物や風景を楽しむことができます。

ケルキラ旧市街の主要な見どころの一つは、セント・スピリドン大聖堂です。この教会は、ケルキラ島の守護聖人であるセント・スピリドンの聖遺物が祀られており、美しいイコン画や装飾品で飾られています。その他にも、セント・マイケル・アンド・セント・ジョージ宮殿やケルキラ古城など、数多くの歴史的建造物が点在しています。

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