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三春ダム発電所【福島県】三春ダム
発電所の概要
三春ダム発電所は、福島県田村郡三春町西方にある国土交通省東北地方整備局が所有する水力発電所です。
平成9年(1997年)に運用開始しました。
ダム管理所内の電気設備に電気を供給しているほか、電力会社にも売買を行っています。
左岸、右岸に発電所があり、ダム貯水池から取水するダム式発電と、大滝根川本川前貯水池より取水される流れ込み発電とに分かれています。
三春ダム
三春ダムは、福島県田村郡三春町に位置する、一級河川・阿武隈川水系大滝根川にある国土交通省東北地方整備局が管理するダムで、1998年(平成10年)に竣工しました。
ダムの高さは65m、堤頂長は174m、総貯水量は42,800,000 m³の重力式コンクリートダムです。ダムによって形成された人造湖は「さくら湖」と呼ばれ、周辺には公園やキャンプ場などが整備され、地域の憩いの場となっています。
三春ダムの主な役割は、洪水調節です。大滝根川は、阿武隈川の右支川であり、台風や豪雨による洪水のリスクが高い河川です。三春ダムは、大滝根川の上流に位置し、洪水時には多量の水を貯水することで、下流の洪水被害を軽減しています。
また、三春ダムは、利水と発電の目的も有しています。利水については、上水道や工業用水道、農業用水道などに利用されています。発電については、ダムによって貯えられた水を利用して発電が行われており、年間約1億kWhの電力を生産しています。
三春ダムは、福島県の水資源を安定的に供給し、地域の防災と産業の発展に貢献する重要な施設となっています。
また、このダムは見学も出来ますが、現在(2021年9月)コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、屋外のみの案内となっています。くわしくは三春ダムのホームページをご確認ください。
発電所データ
名称 | 三春ダム発電所(みはるだむはつでんしょ) |
管轄 | 国土交通省東北地方整備局 |
種別 | 一般水力 |
発電形式 | ダム式 |
発電方式 | 貯水池式 |
最大出力 | 1050kW |
所在地 | 福島県田村郡三春町西方 |
発電所の構成
取水河川 | 大滝根川 |
最大使用水量(m3/S) | 3.00 |
流域面積(㎢) | 226.4 |
取水箇所数 | 1 |
水車形式 | 横軸クロスフロー水車 |
水車設置台数(台) | 1 |
発電機形式 | 横軸三相交流同期 |
発電機設置台数(台) | 1 |
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