メンフィスとその墓地遺跡 – ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯

世界遺産登録年

1979年

「メンフィスとその墓地遺跡 – ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯」とは、エジプトにある世界遺産のひとつです。この遺産は、エジプト古王国時代(紀元前26世紀〜紀元前22世紀)の王たちが築いた多くのピラミッドや神殿、そして王たちの墓地が集まった広大な遺跡群です。

この遺跡群は、エジプトの首都カイロから南へ約20キロに位置しており、メンフィスという古代エジプトの都市を中心に展開しています。メンフィスは、古代エジプトの最初の首都であり、紀元前31世紀に創建されたとされています。この遺跡群は、メンフィスの周辺に広がるギザ、サッカラ、ダハシュールなどの遺跡を含んでいて、この遺産の中でも特に有名なのが、ギザにあるクフ王のピラミッドです。このピラミッドは、古代エジプト最大のピラミッドであり、高さは約146メートル、底辺は約230メートルという巨大なものです。また、クフ王のピラミッドだけでなく、その近くには、クフ王の息子であるカフラー王のピラミッドや、スフィンクス像などもあります。

また、この遺跡群には、紀元前27世紀から紀元前22世紀にかけてのエジプト古王国時代の王たちの墓地も含まれています。その中でも有名なのが、サッカラにあるジェセル王の墓です。この墓は、エジプトで最初に石造の墓を建てた王のひとりであるジェセル王が眠るために作られました。墓の内部には、彼の生涯を描いたレリーフや、貴重な美術品が保存されています。

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