チュニス旧市街

世界遺産登録年

1979年

チュニス旧市街は、チュニジアの首都・チュニスの中心部に位置し、アフリカ最古の都市として知られています。この地域は、アラブ・イスラーム文化と地中海文明の融合した都市景観を特徴としており、その美しさと歴史的価値から、1979年にユネスコの世界遺産に登録されました。

チュニス旧市街は、メディナと呼ばれる中世の城壁に囲まれた市街地で、カルタゴ人、フェニキア人、ローマ人、アラブ人など、さまざまな民族が文化的交流をしてきた歴史的な地域です。そのため、建物や街路には、様々な文化的影響が反映されています。例えば、イスラーム建築様式を取り入れたモスクや宮殿、キリスト教会などが点在しています。

また、メディナ内部には、豊富なスーク(市場)があり、さまざまな商品が販売されています。手工芸品や革製品、香辛料、衣服など、伝統的な商品が数多くあり、多くの観光客にとっては必見の場所となっています。

さらに、チュニス旧市街には、カルタゴ人が建設したとされる、地中海地域最大級の古代ローマ劇場であるエル・ジェマ劇場があります。この劇場は、最大で約35,000人を収容でき、現在でもコンサートやイベントなどに利用されています。

チュニス旧市街は、美しい都市景観と歴史的遺産を持つ地域であり、多くの観光客にとって魅力的な場所となっています。しかし、その一方で、建物の老朽化や自然災害などによる損傷が懸念されており、適切な保全が必要とされています。今後も、世界中の観光客が訪れる魅力的な場所であり続けるために、適切な保全が行われることを願っています。

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