マトボの丘群

世界遺産登録年

2003年

「マトボの丘群」とは、ジンバブエ南部のマトボ国立公園に位置する、世界的に有名な遺跡群のことです。この地域には、15世紀から19世紀にかけて繁栄した、ズンバブエ王国の首都や要塞、神殿、墓地などが存在しています。ここには、岩山に掘り込まれた洞窟内に、美しい壁画や彫刻が残されており、アフリカの美術史において非常に重要な文化遺産として知られています。

マトボの丘群には、複数の重要な遺跡が含まれています。その中でも最も有名なのが「グレート・ジンバブエ」と呼ばれる遺跡です。グレート・ジンバブエは、アフリカ大陸における先進的な文化を持つズンバブエ王国の首都として、11世紀頃から15世紀頃まで栄えた都市です。この都市には、石積みの城壁や石造建築物、広大な王宮などが建てられ、その高度な技術力や文化的な発展を物語っています。

また、マトボの丘群には、グレート・ジンバブエのほかにも、クヤ・ヘイハイ、カマンバ・ルウィンゴ、シロビ、マニョンゴ、ナンガといった遺跡が含まれています。これらの遺跡には、美しい壁画や彫刻が残されており、特にクヤ・ヘイハイには、印象的な「百獣の壁画」と呼ばれる、多数の動物が描かれた壁画が存在しています。

「マトボの丘群」は、アフリカ大陸における先進的な文化と技術の発展を物語る貴重な遺産であり、2003年にユネスコの世界遺産に登録されました。現在では、多くの観光客や研究者が訪れ、その美しい壁画や彫刻、そして遺跡の歴史に触れることができます。

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