ロス・グラシアレス国立公園

世界遺産登録年

1981年

ロス・グラシアレス国立公園は、アルゼンチンのサンタクルス州にある世界遺産に登録された自然保護区です。この公園は、南米のパタゴニア地方に位置し、広大な面積を持ちながらも、豊かな自然景観が特徴として知られています。約60の氷河、豊かな植生、多様な野生生物が生息し、訪れる人々を魅了しています。

ロス・グラシアレス国立公園は、1981年にユネスコによって世界遺産に登録されました。この公園は、氷河地帯と温暖な森林地帯を含む広大な範囲をカバーしており、その多様性と美しさが評価された結果です。

公園内の最も有名な氷河の一つに、ペリト・モレノ氷河(Perito Moreno Glacier)があります。この氷河は、長さ約30キロメートル、幅約5キロメートルにも及ぶ壮大な氷の川であり、その迫力と壮大さは圧巻です。訪れる観光客は、氷河の氷が崩れる様子を見ることができる「カラフェート」と呼ばれる場所から、壮大な自然のショーを鑑賞することができます。

また、フィッツ・ロイ山(Fitz Roy)と呼ばれる山岳地帯も公園内にあり、登山家やトレッキング愛好家にとっては人気のスポットとなっています。その他にも、青く澄んだ湖や美しい滝、草原地帯など、多彩な景観が公園内に広がっています。

歴史的には、ロス・グラシアレス国立公園は先住民族が古くから生活していた地域です。しかし、20世紀初頭に入ると、ヨーロッパからの移民が増加し、彼らの生活様式や開拓活動が公園周辺にも及びました。これにより、自然環境が一部破壊される可能性が高まりましたが、幸いなことに、保護の必要性が認識され、国立公園としての保護が進められることとなりました。

現在では、ロス・グラシアレス国立公園は訪れる観光客にとって絶大な魅力を持つ観光スポットとして知られており、多くの自然愛好家やアウトドア派の旅行者が訪れています。公園内では、ハイキング、登山、氷河観光、カヤックなど、さまざまなアクティビティを楽しむことができます。

世界遺産に登録されたロス・グラシアレス国立公園は、その自然の美しさと多様性、歴史的な価値から、アルゼンチンの自然遺産として誇りに思われています。自然の壮大さと美しさを守りながら、将来の世代に引き継いでいくための大切な場所として、世界中から注目を集めています。

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