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久慈川
久慈川(くじがわ)
基本情報
久慈川(くじがわ)は、福島県および茨城県を流れる一級河川で、久慈川水系の本流です。
茨城県八溝山を源流とし、福島県と茨城県の山々を流れ、茨城県日立市から太平洋へ注いでいます。
久慈川の長さは124kmあり、天然の鮎などの川魚や鮭の遡上が見られたり、カワセミなどの鳥類や昆虫、植物などが数多く生息している清流河川といわれています。
流域内市町村
福島県 石川郡浅川町、東白川郡棚倉町、塙町、矢祭町、鮫川村
茨城県 久慈郡大子町、常陸大宮市、常陸太田市、那珂市、日立市、那珂郡東海村
栃木県 大田原市
河川施設
ダム
ダム名 | 堤高 ( m ) |
総貯水容量 ( 千m³ ) |
竜神ダム | 45 | 3,000 |
水力発電所
発電所名 | 最大出力 ( kW ) |
運転開始年月 |
雨谷発電所 | 520 | 大正12年1月 |
川上発電所 | 800 | 大正3年2月 |
徳田発電所 | 650 | 大正15年10月 |
小里川発電所 | 1,000 | 大正15年2月 |
賀美発電所 |
570 | 大正8年2月 |
里川発電所 | 700 | 大正12年6月 |
中里発電所 | 850 | 明治41年12月 |
利用状況
久慈川の水は様々な用途に利用されています。
常陸大宮市や常陸太田市、那珂市、日立市などでは生活用水として利用されています。
日立市や東海村などの工業地帯では工業用水として利用されています。
久慈川周辺にある田畑では約7,000haに及ぶ農地に利用されています。
久慈川水系には7か所の水力発電所があり、総最大出力は約5,000KWの電力が供給されています。
過去の災害
久慈川では幾度となく水害が起きています。
被害の多かった大正9年10月に発生した台風では、床上浸水2,802戸、床下浸水1,084戸にもおよび甚大な被害をもたらしました。
平成以降の主な水害は下記のとおりです。
発生年月 | 被害状況 |
平成3年9月 | 床上浸水185戸、床下浸水228戸、全半壊1戸 |
平成11年7月 | 床上浸水19戸、床下浸水27戸 |
平成23年9月 | 床上浸水41戸、床下浸水58戸 |
ライブカメラ
国土交通省のライブカメラで合計20カ所の久慈川の様子を見ることが出来ます。
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