キージ島の木造教会と集落

世界遺産登録年

1990年

キジ島は、ロシア連邦カレリア共和国のオネガ湖に浮かぶ島。ロシア正教会の美しい木造教会建築群で知られ、1960年、島全体が木造建築の特別保存地区に指定され、ロシア全土から様々な木造建築が移築されました。

キジー・ポゴストは、ヴォログダ州のキジ川の河岸に広がる要塞都市であり、その名前は「堡塁の町」を意味しています。この要塞都市は、モスクワ大公国が北部領土を守るために築かれ、領土の境界を守る重要な拠点でした。

キジー・ポゴストは、木造の建物と城壁で囲まれており、その構造は独特で美しいものです。島内には、大聖堂や教会、住居、倉庫などが建てられており、中世ロシアの生活様式を垣間見ることができます。また、建物の装飾には、彫刻や絵画などが施されており、芸術的な価値も高いです。

歴史的には、キジー・ポゴストはモスクワ大公国の北部領土を守る要塞として重要な役割を果たしました。また、キジ川は交易路の要所でもあり、商業や文化の交流が盛んでした。そのため、要塞都市は経済的な中心地としても栄えました。

しかし、時代が移り変わるにつれて、キジー・ポゴストの重要性は薄れていきました。17世紀には、ロシアの政治的な中心がモスクワに移り、キジー・ポゴストの役割は減少しました。さらに、18世紀には火災によって町の大部分が破壊され、その後は廃墟となりました。

しかし、キジー・ポゴストは20世紀に入ってから再評価され、修復や保護が行われました。現在では、その美しい中世の建築と歴史的な価値が高く評価され、1990年に世界遺産として登録されました。観光客は、キジー・ポゴストの風光明媚な景観や中世の雰囲気を楽しむことができます。

キジー・ポゴストは、ロシアの中世の歴史と文化を体現した貴重な遺産です。その美しい木造建築と歴史的な価値は、訪れる人々に感動を与えることでしょう。

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