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神通川
神通川(じんずうがわ)
基本情報
神通川(じんずうがわ・じんつうがわ)は、神通川水系の本流で岐阜県、富山県を流れる一級河川です。その源を岐阜県高山市の川上岳(標高1,626m)に発し、岐阜県内では宮川と呼ばれ、岐阜と富山県の県境で高原川を合わせ、富山県に入り神通川となり、井田川、熊野川を合わせて日本海に注ぎます。
幹川流路延長 120km、流域面積 2,720㎢ で、上流と中流部は急流で、夏季の気温が高く冬季に雨量が多い日本海側気候となっており、支流の高原川では雨量が多い地帯のため、水害が発生しやすい川と言われています。
流域内市町村
富山県
富山市、南砺市
岐阜県
高山市、飛騨市
河川施設
ダム(神通川水系)
ダム名 | 型式 | 堤高 ( m ) |
流域面積 ( ㎢ ) |
有効貯水容量 ( ㎥ ) |
運転開始年 |
八尾 | 重力式コンクリート | 21 | 135.5 | 211,000 | 1963 |
中山 | 重力式コンクリート | 24.5 | 2.1 | 470,000 | 1984 |
菅沼 | 重力式コンクリート | 22 | 43.1 | 333,000 | 1958 |
庵谷 | 重力式コンクリート | 45 | 1960 | 3,079,000 | 1954 |
双六 | 重力式コンクリート | 19 | 148.8 | 不明 | 1953 |
角川 | ロックフィル | 58.5 | 16.2 | 1,150,000 | 1978 |
下小鳥 | ロックフィル | 119.0 | 185.7 | 94,958,000 | 1973 |
坂上 | 重力式コンクリート | 23.5 | 1022.9 | 853,000 | 1953 |
打保 | 重力式コンクリート | 25.5 | 1052.5 | 1,685,000 | 1953 |
新猪谷 | 重力式コンクリート | 56 | 762 | 1,203,000 | 1963 |
浅井田 | 重力式コンクリート | 21.1 | 507 | 328,000 | 1942 |
神一 | 重力式コンクリート | 45 | 1,960 | 3,194,000 | 1954 |
神二 | 重力式コンクリート | 40 | 2,060 | 3,141,000 | 1953 |
神三 | 重力式コンクリート | 15.5 | 2,063 | 806,000 | 1954 |
久婦須第二 | 重力式コンクリート | 18.6 | 41 | 109,000 | 1941 |
水力発電所
発電所名 | 発電形式 /方式 |
流域面積 ( ㎢ ) |
最大出力 ( kW ) |
運転開始年 |
天神 | 水路式 流込み式 |
454.7 | 600 | 1924 |
角川 | ダム水路式 調整池式 |
983.3 | 23,000 | 1955 |
坂上 | ダム水路式 調整池式 |
1022.5 | 8,600 | 1954 |
打保 | ダム水路式 調整池式 |
1052.5 | 24,300 | 1954 |
蟹寺 | 水路式 流込み式 |
1137.3 | 51,000 | 1925 |
猪谷 | ダム水路式 調整池式 |
764.5 | 23,600 | 1929 |
長棟川第二 | 水路式 流込み式 |
58.6 | 1,300 | 1928 |
庵谷 | ダム水路式 調整池式 |
1960.0 | 50,000 | 1976 |
神通川第一 | ダム水路式 調整池式 |
1960.0 | 82,000 | 1954 |
神通川第二 | ダム式 調整池式 |
2060.0 | 44,000 | 1954 |
神通川第三 | ダム式 調整池式 |
2063.0 | 9,400 | 1955 |
大久保 | 水路式 流込み式 |
2063.0 | 500 | 1899 |
利用状況
神通川は、発電用水、農業用水、工業用水、上水道用水として利用されています。
内訳は、発電用水が最も多く 92.2%、次いで農業用水 6.6% 、工業用水 0.9% 、上水道用水 0.1% 、その他 0.2% となっています。
過去の災害
神通川では、1914年(大正3年)に大規模な洪水が発生し、死者54名、行方不明者60名、全半壊流失家屋328戸という甚大な被害を受けました。
1920年(大正9年)には死者22名、床上浸水791戸、床下浸水860戸に被害が発生し、1953年(昭和28年)には死者6名、行方不明者2名、全半壊家屋47戸という被害が発生しました。
それ以降も幾度か洪水は発生していますが、被害規模は小さく、1965年(昭和40年)に負傷者1名が発生した後は人的被害は発生していません。
ライブカメラ
以下のサイトで、神通川の現在の様子を観る事が出来ます。
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「CASE」という用語は、「Connected, Autonomous, Shared, Electric」の略で、自動車業界においてこの4つの要素を指します。
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CNF (Cellulose Nano Fiber) は、セルロース(木質繊維)をナノメートル(10のマイナス9乗メートル)の規模で分散させたものです。
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横浜市に事務所を構える大手企業による組合組織。未来の水素社会を見据えて、有機ケミカルハイドライド法に…
有機ケミカルハイドライド法
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ACC(Anthropogenic Carbon Cycle)とは人為的な炭素循環の事を言い、人間活動によって大気中に放出される二酸化炭素などの温室効果ガスによって発生する地球温暖化のサイクルです。