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岩木川
岩木川(いわきがわ)
基本情報
岩木川(いわきがわ)は、源を青森県と秋田県の境に位置する白神山地(標高500~1,000m)の雁森岳(標高987m)に発し、青森県中西部に流れ、平川、十川、旧十川などの支川を合わせて十三湖から日本海に注ぐ一級河川です。
幹川流路延長は 102km、流域面積 2,540㎢ で、中流域ではリンゴの生産が盛んな事で知られています。
流域内市町村
弘前市、五所川原市、黒石市、青森市、つがる市、平川市、大鰐町、藤崎町、板柳町、鶴田町、中泊町、西目屋村、田舎館村
河川施設
ダム
ダム名 | 堤高 ( m ) | 総貯水容量( 千m³ ) |
目屋ダム | 58.0 | 39,000 |
津軽ダム | 97.2 | 140,900 |
浅瀬石川ダム | 91.0 | 53,000 |
発電所
発電所名 | 運転開始年 | 出力 |
津軽発電所 | 2010年(平成22年) | 8,500kw |
岩木川発電所 | 1924年(大正13年) | 680kw |
一の渡発電所 | 1931年(昭和6年) | 2,650kw |
浅瀬石川発電所 | 1988年(昭和63年) | 17,100kw |
利用状況
岩木川の水は、取水量の2/3が農業用水として利用されています。その他には、発電設備や工業用水、水道用水として利用されており、水道用水としては、弘前市、五所川原市、黒石市などで利用されています。
また、岩木川は、シジミ漁などの漁業や、カヌーやスポーツなど様々なイベントにも利用されています。
過去の災害
岩木川の過去の災害としては洪水と渇水があり、渇水は平成以降では過去に6回あり取水制限期間は20~32日間でした。
洪水による主な災害
災害発生日 | 被害状況 |
1975年(昭和55年) | 全壊・流失222戸、半壊160戸、床上浸水6,135戸、床下浸水8,242戸 |
1977年(昭和52年) | 全壊・流失47戸、半壊136戸、床上浸水5,612戸、床下浸水8,072戸 |
2002年(平成14年) | 浸水面積123ha、床上浸水7戸、床下浸水9戸 |
2004年(平成16年) | 浸水面積0.2ha、床下浸水7戸 |
2013年(平成25年) | 半壊3戸、床上浸水130戸、床下浸水236戸 |
ライブカメラ
岩木川に17カ所設置されているライブカメラで現在の川の様子を観る事が出来ます。
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