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今市発電所【地下にある世界最大級の揚水式発電所】今市ダム・栗山ダム

発電所の概要
今市発電所は、栃木県日光市佐下部にある東京電力リニューアブルパワー株式会社が所有する水力発電所です。
昭和63年(1988年)に運用開始しました。
今市発電所は、世界最大級の揚水式の水力発電所で地下100mのところに建てられています。
今市市を流れる鬼怒川の砥川上流に栗山ダム、下流に今市ダムがあり、その間の落差を利用して最大105万kWの発電を行っています。
従来の地下式の発電所では、断面をキノコ型にくりぬく方式でしたが、今市発電所では新しくタマゴ形の方式が採られています。
揚水時の取水源である今市ダムは、今市発電所を地下に建設する際に山から採掘した岩石をダムのコンクリートの材料として使用して作られました。
この発電所は、見学する事が可能でしたが、現在は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、見学を受け付けておりません。
詳しくはホームページをご確認ください。
今市ダム(栃木県日光市)。
今市発電所の下池。 pic.twitter.com/uQvIcAK2xt— kazu_ma (@kazu_ma634) May 25, 2018
発電所データ
名称 | 今市発電所(いまいちはつでんしょ) |
管轄 | 東京電力リニューアブルパワー |
種別 | 揚水式水力 |
発電形式 | ダム水路式 |
発電方式 | 純揚水式 |
最大出力 | 1050000kW |
所在地 | 栃木県日光市佐下部 |
発電所の構成
取水河川 | 砥川 |
最大使用水量(m3/S) | 240.00 |
流域面積(㎢) | 0.9(上部貯水池)、14.8(下部貯水池) |
取水箇所数 | 1 |
水車形式 | 立軸単輪単流渦巻フランシス |
水車設置台数(台) | 3 |
発電機形式 | 立軸三相交流同期 |
発電機設置台数(台) | 3 |
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