ヤズドの歴史都市

ヤズドはイランの南西部に位置する都市で、その古い市街地は世界遺産に登録されています。この地域は、広大な砂漠である「ダシュト・カヴィール」と「ダシュト・ラト」の間に位置し、3000年以上の歴史を持つ人々が暮らしてきました。

ヤズドには多くのモスクやマドラサ、バザールなどがあり、イスラム教の中心地としても知られています。特に、ジャーメ・モスクやミナレット・チャク・チャクなどの建築物は、美しさと独自性が高く、多くの観光客を魅了しています。

また、ヤズドにはイラン最大級の庭園「ダウラトアバード庭園」もあります。ここは、18世紀に建設されたもので、庭園内には美しい池や噴水があり、夜にはライトアップされた幻想的な景色が見られます。

さらに、ヤズドは天文学の発展にも貢献した都市であり、18世紀に建設された「ジャーメ・アッバースィーヤ」天文台は、現在でもその機能を持っています。この天文台は、世界でも有数の精度を誇る天体観測装置が設置されており、天文学や宇宙科学の研究に貢献しています。

また、ヤズドには地下水路「カーナート」もあります。これは、古代ペルシア時代に建設されたもので、市内の水の供給に使われていました。現在では、ヤズドの風景の一部として保存され、観光客にも人気があります。

ヤズドは、その歴史や文化、建築物などの多様性が認められ、2017年に世界遺産に登録されました。現在でも、多くの人々がその美しさや歴史的価値を訪れ、観光業が盛んに行われています。

 

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