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富津火力発電所
mrhayata, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons
発電所データ
名称 | 富津火力発電所(ふっつかりょくはつでんしょ) |
管轄 | JERA 50Hz |
種別 | LNG |
総出力 | 516万kW |
所在地 | 千葉県富津市新富25 |
マップ
発電所の構成
総出力:516万kW(2019年8月9日現在)
敷地面積:約116万m2
1号系列
- 発電方式:
1-1~6号:1,150℃級コンバインドサイクル発電(Combined Cycle)方式
1-7号:1,100℃級コンバインドサイクル発電(CC)方式 - 定格出力:100万kW(16.7万kW × 6軸、16.5万kW × 1軸)
ガスタービン × 7軸
蒸気タービン × 7軸
全軸を合計して最大100万kWとなるよう運転される。 - 使用燃料:LNG
- 熱効率:
1-1、3、5、6号:51.4%(低位発熱量基準)
1-2、4号:50.5%(低位発熱量基準)
1-7号:47.2%(低位発熱量基準) - 営業運転開始
1-1号:1985年12月
1-2号:1986年2月
1-3号:1986年5月
1-4号:1986年5月
1-5号:1986年7月
1-6号:1986年9月
1-7号:1986年11月 - ガスタービン等取替工事(1-7号は対象外)
1-1号:2017年6月
1-2号:2017年12月
1-3号:2018年7月
1-4号:2017年9月
1-5号:2019年7月
1-6号:2019年3月
2号系列
- 発電方式:1,300℃級改良型コンバインドサイクル発電(Advanced Combined Cycle)方式
- 定格出力:112万kW(16.0万kW × 5軸、16.2万kW × 2軸)
ガスタービン × 7軸
蒸気タービン × 7軸
全軸を合計して最大112万kWとなるよう運転される - 使用燃料:LNG
- 熱効率
2-1、2、4、5、7号:54.3%(低位発熱量基準)
2-3、6号:54.4%(低位発熱量基準) - 営業運転開始
2-1号:1987年12月
2-2号:1988年2月
2-3号:1988年4月
2-4号:1988年5月
2-5号:1988年9月
2-6号:1988年9月
2-7号:1988年11月 - ガスタービン等取替工事
2-1号:2016年7月
2-2号:2018年3月
2-3号:2019年8月
2-4号:2018年8月
2-5号:2017年3月
2-6号:2019年3月
2-7号:2017年8月
3号系列
- 発電方式:1,300℃級改良型コンバインドサイクル発電(ACC)方式
- 定格出力:152万kW(38万kW × 4軸)
ガスタービン:24.9万kW × 4軸
蒸気タービン:13.1万kW × 4軸 - 使用燃料:LNG
- 熱効率:55.3%(低位発熱量基準)
- 営業運転開始
3-1号:2001年7月9日
3-2号:2001年12月4日
3-3号:2003年7月17日
3-4号:2003年11月13日
4号系列
- 発電方式:1,500℃級コンバインドサイクル発電(More Advanced Combined Cycle)方式
- 定格出力:152万kW(50.7万kW × 3軸)
ガスタービン:33.6万kW × 3軸
蒸気タービン:17.1万kW × 3軸
全軸を合計して最大152万kWとなるよう運転される。 - 使用燃料:LNG
- 熱効率:58.6%(低位発熱量基準)
- 営業運転開始
4-1号:2008年7月29日
4-2号:2009年11月10日
4-3号:2010年10月5日
発電所の概要
富津火力発電所は、千葉県房総半島の西側の東京湾に面した場所に位置し、コンバインドサイクル発電方式を採用した発電所として1986年に1号系列全軸の運転を開始し、1,100℃級、1,150℃級、1,300℃級、1,500℃級のコンバインドサイクル発電をフルラインアップした国内最大級の火力発電所です。ベース電源からピーク対応電源などにも対応しています。
LNG船を受け入れる2津の船着き場と、敷地内に12基の地下式タンクを年間約1,100万トンの受け入れ実績を誇るLNG基地を保有しており、ガス導管で千葉県内の火力発電所や東西エリアへガス導管を通じて神奈川県内の火力発電所にもガスを供給しています。
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