エバーグレーズ国立公園

世界遺産登録年

1979年

エバーグレーズ国立公園は、アメリカ合衆国フロリダ半島にあるエバーグレーズの南部に位置する自然保護地域であり、1979年に世界遺産に登録されました。この公園は、南フロリダの大部分をカバーし、広大な湿地帯とマングローブ林、沼地から成り立っています。

エバーグレーズは、地球上でも特に豊かな生態系のひとつであり、様々な生物の生息地として知られています。公園内には、アメリカワニ、アメリカハリネズミ、フロリダパンサーなどの希少な動植物が生息しており、多様な生物相が観察できます。

この地域の歴史は古く、先住民族のカロサ族やセミノール族が数千年以上にわたりこの地に居住していました。しかし、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、エバーグレーズ地域の開拓が進み、排水と土地利用の変化が生態系に大きな影響を与えました。

20世紀の中頃には、エバーグレーズは深刻な環境問題に直面しました。水の流れが阻害され、生態系が乱れ、希少な野生生物の生息地が脅かされるなど、危機的な状況となりました。この危機を受けて、エバーグレーズの保護と復元が求められるようになりました。

1960年代には、エバーグレーズの保護のための法律が制定され、1972年にはエバーグレーズ国立公園が設立されました。公園の範囲内では、湿地の水管理や生態系の保護が行われています。また、公園の周辺には保護区域や水管理施設が設けられ、エバーグレーズ全体の保護と復元が進められています。

エバーグレーズ国立公園は、その自然の美しさと生物多様性、環境保護の重要性から、世界遺産に登録されました。多くの観光客や環境愛好家が訪れ、カヌーやハイキングなどのアクティビティを楽しむことができます。

エバーグレーズ国立公園は、世界的に重要な自然遺産であり、その美しい景観と希少な生物相に触れることができる場所です。自然愛好家や環境保護を意識する人々にとって、必見のスポットと言えるでしょう。

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