エフェソス

世界遺産登録年

2015年

エフェソスは、トルコのイズミル県にある、古代ローマ時代の遺跡です。アジア・マイヨールとも呼ばれ、世界遺産に登録されています。紀元前10世紀頃には、イオニア人によって建設された都市国家として栄え、その後、リュディア王国、ペルシャ帝国、マケドニア王国、セレウコス朝、ローマ帝国などの支配を受けました。

エフェソスは、古代世界でも有数の文化的中心地であり、神殿、劇場、図書館、競技場、入江、水道橋、浴場など、多くの建造物が残っています。その中でも、最も有名な建造物は、アルテミス神殿でしょう。アルテミスは、狩猟・出産・乙女たちの守護神として崇められ、エフェソスには、その名を冠した巨大な神殿がありました。この神殿は、大きな円柱で支えられた屋根を持ち、内部には、アルテミスを祀る彫刻や贈り物が多数安置されていました。

また、劇場もエフェソスの見どころのひとつです。2万5千人を収容できる巨大な劇場は、古代ローマ帝国で最も重要な劇場のひとつとされています。そこで、古代ローマ時代には、多くの芸術家や演者たちが、劇や音楽の公演を行い、人々を魅了していました。

エフェソスは、古代文明の栄華を現代に伝える、世界でも屈指の遺跡です。その豊かな歴史と文化は、多くの観光客や研究者たちを魅了しており、世界遺産としての価値は計り知れません。また、エフェソス周辺には、美しい海岸線や、地中海式の食文化が楽しめるレストランなどもあり、観光に最適な地域でもあります。

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