ノヴォデヴィチ修道院の建造物群

世界遺産登録年

1994年

ノヴォデヴィチ修道院は、ロシアの首都モスクワに位置する世界遺産であり、その美しい建造物群はロシアの歴史と文化を象徴しています。修道院は、モスクワ川の西岸にあるノヴォデヴィチ島に建てられており、周囲を緑豊かな景観に囲まれています。

ノヴォデヴィチ修道院の歴史は、16世紀に遡ります。修道院は、モスクワ大公国の統治者であるヴァシーリー3世の命令によって、1524年に建てられました。修道院は、ヴァシーリー3世の妻であるソフィヤ・パレオロギナのために建てられたものであり、彼女の名前にちなんで「ノヴォデヴィチ修道院」と名付けられました。

修道院の建築様式は、ロシアの伝統的な木造建築とイタリアのルネサンス様式を組み合わせたものであり、美しいドームや壁画が特徴です。修道院は、中央に聖堂を中心にした寺院群や修道女たちの居住施設、防衛施設などからなる複合施設として構成されています。

修道院は、ロシアの歴史的な出来事にも関わってきました。16世紀から17世紀にかけての動乱の時期には、修道院はモスクワの要塞としての役割も果たしました。また、17世紀から18世紀にかけては、ロシアの皇族たちの埋葬地としても利用されました。

その後、修道院は度重なる戦争や改築を経て、長い間放置されていましたが、20世紀に入り修復が行われ、1960年代には修道院は修道女たちの居住施設として再開されました。

ノヴォデヴィチ修道院は、その美しい建築様式や豊かな歴史的背景から、1994年にユネスコの世界遺産に登録されました。修道院は、モスクワを代表する観光名所として多くの訪問者を魅了しており、その風光明媚な景観と歴史的な価値は、ロシアの文化遺産として高く評価されています。

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