エレファンタ島の石窟寺院群

世界遺産登録年

1987年

エレファンタ島は、インドのマハーラーシュトラ州にある小さな島であり、世界遺産に登録された「エレファンタ島の石窟寺院群」の主要な場所として知られています。この島は、ムンバイの南東10キロメートルの場所に位置しており、豊かな自然と文化的な遺産が豊富に存在しています。

エレファンタ島の石窟寺院群は、仏教・ヒンドゥー教・ジャイナ教の3つの宗教に関する33の洞窟から構成されています。これらの洞窟は、紀元前2世紀から10世紀までの間に、様々な時代に建設されたものであり、彫刻や壁画、石彫りの仏像や神像など、多彩な芸術作品が展示されています。

エレファンタ島の最も有名な洞窟は、世界遺産のシンボル的存在である「第1洞窟」です。この洞窟は、紀元前5世紀に建設されたものであり、高さ45メートル、幅50メートルの広大な空間に、彫刻や壁画によって描かれた仏教の教義が表現されています。洞窟内には、大きな仏像や、多数の小さな仏像が展示されており、洞窟の入口には大きな仏塔が立ち上がっています。

他にも、仏教の教えを表現した壁画が多数展示されている「第2洞窟」や、菩薩像やヒンドゥー教の神像などが展示されている「第6洞窟」、またジャイナ教の洞窟として知られる「第32洞窟」など、多様な文化的遺産が展示されています。

また、エレファンタ島には、石窟寺院群以外にも、多くの文化的遺産が存在しています。たとえば、エレファンタ島には、紀元前2世紀から3世紀にかけて建設された、石造りの仏塔「ジャイナ・レリーフ」があります。この仏塔は、高さ7メートルの巨大な石塔であり、緻密な細工によって、約1200の小さな仏像が刻まれています。また、エレファンタ島には、ヒンドゥー教の神々を祀る神殿や、歴史的な墓地なども存在しています。

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