チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅

世界遺産登録年

2004年

「チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅」とは、インドのマハーラーシュトラ州ムンバイにある駅で、インド鉄道の最南端に位置しています。この駅は、インドを代表する近代建築のひとつであり、19世紀末から20世紀初頭にかけて建設された、ゴシック・リバイバル様式とムガル様式を組み合わせた美しい建物です。

「チャトラパティ・シヴァージー・ターミナス駅」は、1887年に建設が始まり、1902年に完成しました。当初は「ビクトリア駅」と呼ばれていましたが、1924年にマラーター王国の創始者であるチャトラパティ・シヴァージー・マハーラージャの名前にちなんで改名されました。

この駅は、その美しさや歴史的価値から、2004年にUNESCOの世界遺産に登録されました。その理由は、まず、建物の美しさです。建物は、高いドーム、尖塔、アーチ、ステンドグラス、彫刻など、さまざまな要素が見事に調和しており、インド鉄道の象徴的な建物として有名です。

また、駅の歴史的価値も大きな理由です。当時の建築家フレデリック・ウィリアム・スティーブンスによって設計され、建設には多くのインド人労働者が携わりました。この駅は、イギリスの植民地支配下にあったインドにおいて、現地人が関与した最初の大規模な公共建築物のひとつであり、インド人たちが建築の技術や職人技を学ぶ場となりました。

駅舎内には、様々なアート作品が飾られており、その中には、マハーラーシュトラ州を代表する職人たちによって制作された、美しいモザイクやフレスコ画もあります。また、駅周辺には、さまざまな文化的な建造物や観光名所があり、多くの観光客が訪れる場所となっています。

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