タンロン遺跡

世界遺産登録年

2010年

タンロン遺跡は、カンボジアの首都プノンペンから南西に約150キロの距離にある、クメール帝国時代の遺跡です。この遺跡は、12世紀から13世紀にかけて建てられたとされ、クメール王朝の最盛期の時代に造られたとされています。

タンロン遺跡は、かつてクメール王朝の首都が置かれていた地域にあり、クメール王朝の歴史を知るための重要な場所でもあります。クメール王朝は、9世紀から15世紀にかけて栄えた、東南アジアの王朝であり、現在のカンボジアやタイ、ラオス、ベトナムなどの地域に広がっていました。

クメール王朝は、ヒンドゥー教と仏教の影響を受けた文化を発展させ、多くの寺院や神殿を建設しました。タンロン遺跡にも、ヒンドゥー教の神々を祀る寺院や、仏教の聖地が存在しています。また、遺跡の中には、クメール王朝の王たちが建てた宮殿や、彼らの墓があるとされる場所もあります。

タンロン遺跡は、長年にわたって遺跡の破壊や盗掘が行われてきましたが、1992年に国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)によって世界遺産に登録され、現在は保護の対象となっています。カンボジア政府は、タンロン遺跡を含むアンコール遺跡群を観光資源として活用し、観光客を呼び込んでいます。

タンロン遺跡は、東南アジアの歴史や文化、建築美を知るための貴重な場所で、その美しさや歴史的・文化的価値は、世界中の人々から高く評価されています。

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