タラゴナの考古遺跡群

世界遺産登録年

2000年

タラゴナの考古遺跡群は、スペインに位置する世界遺産であり、古代ローマ時代の遺跡を含んでいます。この遺跡群は、タラゴナ市内およびその周辺地域に広がっており、重要な考古学的価値を持っています。

タラゴナは、かつてローマ帝国の一部であった「タラコ」として知られていました。この地域は、紀元前1世紀から紀元前2世紀にかけて、ローマの重要な拠点となりました。タラコは、地中海に面し、軍事・政治・経済的な要所とし、いくつかの重要な遺跡が含まれています。その中でも最も有名なのは、アンフィテアトルム・ロマヌム(ローマ円形闘技場)です。この円形闘技場は、紀元前2世紀に建設され、最大6万人を収容することができました。

また、プレトリウム(将軍の宮殿)やコロニア・ユリア・パトルィオゥェンシス(ローマの植民地)など、ローマ時代の公共建築物や住居跡も見ることができます。これらの遺跡は、当時のローマの都市計画や建築様式を理解する上で貴重な情報を提供しています。

さらに、古代ローマの城壁や浴場跡、水道橋、道路なども含まれています。これらの遺跡は、ローマ時代の都市の機能や生活様式を知る上で重要な役割を果たしています。

タラゴナの考古遺跡群は、その歴史的・文化的価値から2000年に世界遺産に登録されました。この遺跡群は、古代ローマの栄光と繁栄を今に伝える貴重な存在であり、訪れる人々にその魅力を伝えています。タラゴナを訪れる際には、タラゴナ考古遺跡群を巡り、古代ローマの息吹を感じることができます。遺跡群は広範囲にわたって展開されており、散策しながら古代の栄華を垣間見ることができます。

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