ヴォルビリスの考古遺跡

世界遺産登録年

1997年

モロッコ王国の北西部にある「ヴォルビリスの考古遺跡」は、かつてローマ帝国がアフリカ北西部で築いた都市の遺跡で、1997年世界遺産に登録されています。紀元前3世紀から7世紀まで、地中海地域の文化がモロッコにもたらされ、ヴォルビリスはローマ帝国のアフリカ属州の重要な都市として発展しました。

ヴォルビリスは、紀元前40年頃にローマ帝国によって建設され、7世紀にイスラム教徒によって破壊されたとされています。古代ローマの都市の様式に基づいて設計され、約40ヘクタールの敷地内には公共の建物、宮殿、庭園、浴場、神殿、劇場、そして住宅地がありました。

遺跡は、多くの豪華な装飾が施された広場や市場、公共浴場、ヴィラなど、多様な建物があることで知られています。また、最も印象的な建物の1つである「カピトリウム」は、ローマの宗教的・政治的中心地であるカピトリヌスの丘にあるテンプルに似た構造を持っており、建物の壁には美しいモザイク画が描かれています。

この遺跡は、モロッコにおいてもっとも保存状態が良いローマ都市遺跡のひとつとして、世界遺産に登録されました。また、地元住民にとっては、この遺跡は彼らの祖先たちの文化や歴史を実感することができる貴重な場所でもあります。モロッコ国内外から多くの観光客が訪れる人気の観光地として知られています。遺跡の周辺には、多くのホテルやレストランがあり、観光客にとって快適な滞在が可能です。

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