ポンペイ、ヘルクラネウム及びトッレ・アンヌンツィアータの遺跡地域

世界遺産登録年

1997年

ポンペイ、ヘルクラネウム、およびトッレ・アンヌンツィアータの遺跡地域は、古代ローマ時代の貴重な遺跡が保存されている場所として、1997年にユネスコの世界遺産に登録されました。

ポンペイは、イタリアのナポリ近くに位置する都市で、紀元79年にヴェスヴィオ火山の噴火によって埋もれ、長い間忘れ去られていました。1738年に再発見され、その後の発掘調査によって、ローマ時代の都市の繁栄と日常生活の様子を知ることができるようになりました。ポンペイの遺跡には、劇場、公共浴場、寺院、住居など、当時の建築物や街路が保存されています。壁画やモザイクなど、美しい装飾も多く見られ、ローマ帝国の栄華を偲ぶことができます。

ヘルクラネウムは、ポンペイと同じくヴェスヴィオ火山の噴火で被災した都市です。ヘルクラネウムの遺跡は、ポンペイよりもより良好な状態で保存されており、木材や家具などの有機物も残っています。これにより、ローマ時代の日常生活や社会構造に関する貴重な情報を提供しています。遺跡にはヴィラや公共施設、港などがあり、特にヴィラ・デイ・パピリ(パピルスのヴィラ)は美しい壁画で知られています。

トッレ・アンヌンツィアータは、ポンペイとヘルクラネウムの中間に位置する古代のローマの港です。この地域には、港湾施設や倉庫、住居がありました。また、当時の船舶や貨物の遺物も発見されており、海洋交易の重要性を示しています。

これらの遺跡地域は、ローマ時代の都市計画や建築様式、社会生活に関する貴重な情報を提供しています。ポンペイ、ヘルクラネウム、およびトッレ・アンヌンツィアータは、古代ローマの繁栄と優れた文化遺産を保護し、後の世代に伝えるために、世界遺産として保護されました。

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