アフロディシアス

世界遺産登録年

2017年

アフロディシアスは、トルコのデナイズリ州に位置する古代の都市遺跡であり、世界遺産に登録されています。この遺跡は、紀元前2世紀から3世紀にかけて、古代ローマ帝国に属するカリア地方の中心地として栄えました。

アフロディシアスは、ギリシャ神話の愛と美の女神アフロディーテに捧げられた聖域があることで有名です。この聖域には、アフロディーテを祀るためのテンプルや劇場、競技場、霊廟、美術館などがあり、多くの芸術作品や建築物が残されています。

特に、アフロディシアスは、古代ローマ時代に建てられた大理石の彫刻が豊富に残されていることで知られています。その中でも有名なのが、「アフロディテの浴場」や「アスクレピオス神殿」、「テトラポロン神殿」などの建築物であり、大理石に彫られたリアルな人物像や神話のシーンが描かれたレリーフは、当時の芸術の粋を集めたものとされています。

また、アフロディシアスには、ローマ時代のスタジアムもあります。このスタジアムは、長さ240m、幅59m、観客席が15,000人収容できる巨大なもので、古代ローマの時代においても、有名な競技会や祭典が開かれた場所として知られています。

さらに、アフロディシアスは、古代の技術と芸術を結集した「カラライト」という独特の大理石が産出された場所でもあります。このカラライトは、白色から青白色の純度が高い石灰岩であり、その美しさと丈夫さから、古代ローマ帝国時代から珍重され、多くの建築物に使われました。

現在は、アフロディシアスは、遺跡公園として整備されており、多くの観光客が訪れています。アフロディテの浴場やアスクレピオス神殿などの建築物は、一部が復元され、その美しさを見ることができまた、アフロディシアスのスタジアムでは、現在もサッカーや陸上競技などのスポーツ大会が開催されており、その歴史と現代が融合した場所として、地元の人々にも親しまれています。

 

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