アジャンターの石窟寺院群

世界遺産登録年

1983年

アジャンター石窟群は、インドのマハーラーシュトラ州にある石窟寺院の遺跡群であり、紀元前2世紀から6世紀にかけて、仏教徒たちによって造られたものです。この石窟群は、31の洞窟から成り立っており、すべてが岩盤に掘り込まれているため、自然と一体化した美しい景観を見ることができます。

アジャンター石窟群には、多くの彫刻や壁画が残っており、その質・量ともに非常に高いものとされています。特に、第1窟、第2窟、第4窟、第17窟、第19窟、第26窟には、美しい仏像や、仏教の教えを描いた素晴らしい壁画が残されています。

中でも、第17窟には、世界的に有名な「アジャンターの菩提樹」という壁画があります。この壁画は、高さ7メートル、幅3メートルに及ぶ大作であり、仏教の根本思想である菩提樹を描いています。この壁画は、緻密な描写や鮮やかな色使いが特徴であり、世界中から多くの観光客が訪れています。

また、アジャンター石窟群は、石窟寺院建築の発展過程を示す点でも貴重なものとされています。石窟の構造や装飾、仏像や壁画のスタイルなど、時代とともに変化していった様子が、この石窟群から読み取ることができます。

アジャンター石窟群は、1983年にユネスコの世界遺産に登録されました。その美しさと歴史的価値から、多くの観光客が訪れ、インドを代表する観光地となっています。

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