常呂川(ところがわ)
基本情報
常呂川(ところがわ)は、北海道常呂郡置戸町西部付近にある三国山に源を発し、北東に流れて常呂町でオホーツク海に注ぐ一級河川です。流域面積は 1,930㎢、本流の長さは 120kmで、オホーツク海では最大の河川となり、冬は内陸部の最低気温が-30℃以下になることもあり、年間降水量は700~800mmと日本で最も降雨量が少ない地域です。
流域内市町村
北見市、訓子府町、置戸町
河川施設
ダム名 | 型式 | 堤高 ( m ) |
流域面積 ( ㎢ ) |
有効貯水容量 ( 千㎥ ) |
常呂川ダム | 重力式コンクリート | 24.5 | 17.3 | 78 |
鹿ノ子ダム | 重力式コンクリート | 55.5 | 124 | 35800 |
利用状況
主要産業は農業で、ハッカや玉ねぎの生産が盛んです。
常呂川上流では林業や木材加工業が営まれ、中流域では米、小麦、テンサイ、玉ねぎ、下流域でも畑作が盛んなので、それらに常呂川の水は利用されています。
過去の災害
常呂川流域では、大正8年、11年に台風による洪水により甚大な被害を受けました。
近年では平成28年8月に台風 7, 11, 9, 10号と立て続けて上陸し、記録的な大雨となり多大な被害を受けました。
ライブカメラ
常呂川に設置された観測カメラで常呂川の現在の様子を観る事が出来ます。