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吉井川
吉井川(よしいがわ)
基本情報
吉井川(よしいがわ)は、岡山県東部を流れる吉井川水系の本流で、一級河川です。旭川、高梁川と並び、岡山三大河川の一つとされています。
吉井川の源流は岡山県の三国山にあり、奥津湖を経由し、瀬戸内海の児島湾へ注ぐ延長133kmの河川です。
流域内市町村
岡山県
苫田郡鏡野町、津山市、久米郡美咲町、赤磐市、和気郡和気町、備前市、瀬戸内市、岡山市東区
河川施設
ダム
ダム名 | 堤高 (m) |
総貯水量 (千㎥) |
坂根堰 | 4.9 | 2,200 |
苫田ダム | 74 | 84,100 |
水力発電所
発電所名 | 最大出力 (kW) |
運転開始年月 |
新田原井堰発電所 | 2,400 | 平成15年4月 |
上斎原発電所 | 2,700 | 昭和5年7月 |
奥津発電所 | 7,400 | 昭和7年2月 |
奥津第二発電所 | 15,200 | 平成14年9月 |
苫田発電所 | 4,600 | 平成16年4月 |
入発電所 | 1,600 | 大正9年5月 |
利用状況
吉井川の水は発電用水や農業用水に使われることが多く、生活用水や工業用水としても利用されています。
奥津湖にある苫田ダムで利用された水の一部は入発電所へ導水されています。
吉野川水系の取水量は以下の通りです。
目的 | 最大取水量 (㎥/s) |
発電用水 | 67.348 |
農業用水 | 26.994 |
生活用水 | 1.953 |
工業用水 | 0.865 |
過去の災害
洪水
吉井川流域では台風や前線によって、頻繁に洪水の被害を受けてきました。
中でも特に被害の大きかったものは、昭和20年に発生した枕崎台風によるもので、死者・行方不明者92名、浸水した家屋は14,798棟にも及びました。
平成以降に発生した水害は以下の通りです。
発生年月 | 被害状況 |
平成2年9月 | 全半壊流失5棟、床上浸水1,491棟、床下浸水4,694棟 |
平成10年10月 | 全半壊流失14棟、床上浸水3,229棟、床下浸水2,661棟 |
平成16年9月 | 床上浸水14棟、床下浸水683棟 |
平成18年7月 | 床上浸水1棟、床下浸水4棟 |
渇水
吉井川では過去に取水制限を行われる程深刻な 水不足に見舞われてこともありました。
平成6年には吉井川下流で70日にわたる生活用水・農業用水・工業用水の取水制限が行われ、平成17年に完成した苫田ダムにより、適切な水の流れを確保できるようになりました。
平成以降に起きた主な渇水か以下の通りです。
発生年月 | 取水制限延日数 | 最大取水制限率 |
平成6年7月~9月 | 70日 | 上水30%、農業用水70%工業用水30% |
平成14年8月 | 9日 | 農業用水50%、工業用水20% |
ライブカメラ
国土交通省のライブカメラで吉井川の上流8か所と、下流14か所の様子を見ることができます。
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