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信濃川
信濃川(しなのがわ)
基本情報
信濃川の源は、長野、山梨、埼玉県境の甲武信ヶ岳(標高2,475m)に発し、新潟県および長野県を流れる信濃川水系の本流であり、新潟港を経て日本海に注ぐ、日本一の幹川流路延長367km、流域面積11,900㎞2の一級河川である。
このうち信濃川と呼ばれているのは新潟県域で、長野県に遡ると千曲川と呼称が変わります。全長367 kmのうち、信濃川と呼ばれている部分が153 kmで、千曲川と呼ばれている部分は214 kmと、60 kmほど千曲川の方が長いのです。
河川法上は千曲川を含めた信濃川水系の本流を信濃川と規定しているため、信濃川は日本で一番長い川となっています。日本三大河川のうちの1つになります。
信濃川は昔「大きな川」として「大川」と呼ばれ、のちに信濃国から流れてくる川として、信濃川と呼ばれるようになったそうです。千曲川は諸説がありますが、川が千の数ほど曲がっている様子から、名が千曲川と付けられたという説があります。
流域内市町村
新潟県( 12 市 5 町 2 村 )
新潟市、五泉市、加茂市、三条市、燕市、見附市、長岡市、柏崎市、魚沼市、小千谷市、南魚沼市、十日町市、田上町、出雲崎町、川口町、津南町、湯沢町、弥彦村、刈羽村
長野県( 13 市 14 町 17 村 )
飯山市、中野市、須坂市、長野市、千曲市、上田市、大町市、安曇野市、東御市、小諸市、佐久市、松本市、塩尻市、山ノ内町、信濃町、飯綱町、小布施町、信州新町、坂城町、池田町、御代田町、軽井沢町、立科町、長和町、波田町、佐久穂町、小海町、野沢温泉村、木島平村、栄村、高山村、小川村、中条村、青木村、麻績村、坂北村、生坂村、松川村、山形村、朝日村、北相木村、南相木村、川上村、南牧村
群馬県 (1 村 )六合村
河川施設
ダム
ダム名 | 堤高(m) | 総貯水容量(千㎥) |
西浦ダム | 14.2 | 335 |
西大滝ダム | 14.2 | 777 |
宮中ダム | 16.4 | 970 |
湯川ダム | 50.0 | 3,400 |
内村ダム | 51.3 | 2,000 |
奈川渡ダム | 155.0 | 123,000 |
水殿ダム | 95.5 | 15,100 |
大町ダム | 107.0 | 33,900 |
三国川ダム | 119.5 | 27,500 |
発電所
発電所名 | 運転開始年 | 出力 |
島川原発電所 | 1937年 | 16,300kw |
信濃川発電所 | 1939年 | 177,000kw |
千手発電所 | 1939年 | 120,000kw |
小千谷発電所 | 1951年 | 123,000kw |
新小千谷発電所 | 1990年 | 206,000kw |
安曇発電所 | 1969年 | 623,000kw |
大町発電所 | 1985年 | 13,000kw |
五十沢第二発電所 | 1993年 | 9,100kw |
三国ダム管理用発電所 | 1992年 | 1,200kw |
利用状況
信濃川流域での利用状況は多目的で、農業用・工業用・上水道用・発電所の水の供給をしています。
河川の利用では、信濃川にまつわる夏祭りで長岡まつりがあり、三尺玉・ナイアガラ瀑布を演出する大花火大会は地元民の自慢のお祭りになっています。
信濃川の中流域と魚野川の下流域では、昔から鮭や鮎などの漁場となっており、とくに小千谷から小出に至る信濃川と魚野川は大漁場になります。釣りのシーズンになると、多くの釣り人で川は賑わいます。
過去の災害
過去に信濃川では、幾度も災害が起こりました。平成に入ってからの主な台風・梅雨前線・前線等の被害状況は下にあります。
被害発生年 | 被害状況 |
1998年(平成10年) | 床上浸水1戸、床下浸水117戸、耕地冠水72ha |
2004年(平成16年) | 全壊家屋1戸、半壊家屋1戸、床上浸水31戸、床下浸水423戸(千曲川流域) |
2006年(平成18年) | 床上浸水4戸、床下浸水50戸(千曲川流域) |
2011年(平成18年) | 床上浸水229戸、床下浸水689戸 |
2013年(平成25年) | 床上浸水3戸、床下浸水88戸 |
ライブカメラ
信濃川流域に設置されている、下流部エリアと上流部エリアの28ヶ所のライブカメラを、以下のリンク先で見ることが出来ます。
国土交通省 北陸地方整備局 信濃川河川事務所 信濃川ライブカメラ
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