ミーソン聖域

世界遺産登録年

1999年

ベトナム中部に位置するミーソン聖域は、かつてのチャンパ王国の中心地であった地域に建設されたヒンドゥー教寺院群の遺跡です。ヒンドゥー教寺院群としては東南アジア最大規模であり、1999年に世界遺産に登録されています。

ミーソン聖域の最大の特徴は、数々の塔型建造物であることです。この建造物群は、9世紀から13世紀にかけて、チャンパ王国の支配者たちによって建設されました。建築様式には、ヒンドゥー教と仏教の両方の影響が見られますが、主にシヴァ神への崇拝が行われたとされています。

この建築物群の中でも、最も有名なのはミーソンA寺院であり、高さ21メートルの中央の塔を中心に、周囲に4つの小さな塔が配されています。この塔群は、神聖な「メコン川」に向かって建設されており、その荘厳な姿勢が壮大な自然と調和しています。

また、ミーソン聖域は、かつてチャンパ王国の首都であった場所に建設されたことから、周囲には当時の遺跡や遺物が多く残されています。例えば、南門には石製の守護神が飾られており、その装飾は非常に精巧で美しいものとなっています。

ミーソン聖域は、建築様式や歴史的背景から見ても非常に興味深い遺跡ですが、それ以上に魅力的なのは、その神秘的な雰囲気でしょう。荘厳な塔群や壮大な自然との調和、そして時代を超えて残る遺跡や文化的遺産など、多彩な魅力が詰まっています。

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